冷延鋼板(Cold Rolled Steel)

表面が美麗で加工性が優秀な高級鋼材とて消費生活の向上で日々多様化されている現代社会の必須の素材です。 自動車、洗濯機、冷蔵庫などの家庭用品から産業機器、各種建築材に至るまで多様に使用します

製品の用途

  • 一般冷延鋼板

    一般的な用途に使用される鋼材として冷蔵庫のドア、ドラム、家具の製作に使われて自動車用としてはOil Filterなどに使用されます。

  • HSS冷延鋼板(~60kg級)

    High Strength Steel材一般冷延材料よりも高い強度が必要な場合や、強度と一緒に加工性が要求される 製品に使用されま。

  • 構造用鋼板

    加工はしていないが強度が要求される鋼構造物に適しており建材などの構造物に使用されます。

  • 溶接棒用

    一般溶接棒用だけでなく極低温用(LNG、LPG TANK類)、高Mn後鈑、海洋構造用鋼の溶接棒の素材として使用されます。

  • ホーロー用鋼板

    耐衝撃性、高靭性、成形性を有する鋼材と耐熱性、耐摩耗性、表面光沢などの性質を保有しているホーローの特性を一緒に持つ製品で家電用、建築用、台所用品、バスなどに使用されています。

  • 耐硫酸用

    火力発電所、ボイラーなどの化石燃料(重油、有煙炭)を使用する設備から発生する排気ガスに含まれている硫黄酸化物(SOx)は排気ガスの廃熱を回収する過程で低温凝縮されて過酷な硫酸腐食環境を誘発します。耐硫酸鋼は脱硫設備や排煙設備などの硫酸腐食環境で優れた耐食性を備えた製品で設備のメンテナンスコストの削減効果だけでなく環境規制の強化にも対応することができます。

  • 耐候性用

    耐候性鋼は大気環境での錆の発生が少ない性質を有する鋼をいい一般鋼にCu、Crなどの耐食性に優れた元素を少量添加した低合金鋼で一般鋼に比べて約5倍の耐食性を持っています。耐候性鋼は大気にさらされると初期には一般的な鋼と同様に錆が発生しますが期間が経過するにつれてその錆の一部が徐々に母材に密着した錆の層(安定錆)を形成しこの錆層が外部環境に対する保護膜(不動態皮膜)がされてそれ以上の腐食の進行を抑制することになります。

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